この記事を読むのにかかる平均時間: 247

両方ともお菓子作りの時に良く使われる香料ですが、「バニラオイル」と「バニラエッセンス」には明確な特徴の違いがあり、多くのサイトでは内容をコピーし合った結果か「オイルは油に香りを移したもの」「エッセンスはアルコールに香りを移したもの」と紹介されていますがそう単純でもありません。

そして一般的なスーパーなどではまず売られていませんが、これら2つの他に「バニラエクストラクト」という物も存在します。では具体的には何が違ってどのように使い分ければ良いのでしょうか。

 

バニラオイル

「バニライオル」とは本来バニラの香りをオイルに移したものですが、純粋にバニラビーンズをオイルに浸して香りを油に移した物というのはほとんど出回っておらず、香料ベースと呼ばれるバニラの香りの元を油分で希釈した物が一般的です。

そしてこの香料ベースには「バニラの香りを再現した合成香料」と「本物のバニラビーンズから抽出した天然香料」があり、安価な物の場合は人工の物を使用している場合があります。(天然の香料ベースを使用している場合はラベルや外箱にそう書かれている事があります)

バニラオイルの特徴として「加熱しても香りが失われにくい」という事が挙げられますので、焼き菓子や焼きプリンなど加熱する食品に対して使用する事が望ましい香料ですが、エッセンスの代わりにアイスなど非加熱食品へ使用する事も可能です。

ただしその場合、バニラオイルはあくまで「オイル」ですので油分が混ざると都合の悪い物にはエッセンスの代用として使わない事をお勧めします。

バニラエッセンス

バニラエッセンスとは一般的にはバニラの香りをアルコールで抽出した物と言われていますが、これもオイルと同様純粋にアルコールに浸して抽出しただけの物というのは珍しく、香料ベースと呼ばれるバニラの香りの元をエタノールなどのアルコールを使って希釈した物が多く販売されています。

この香料ベースには「バニラの香りを再現した合成香料」と「本物のバニラビーンズから抽出した天然香料」がありますが、多くの場合は合成香料が使用されています。

主成分がアルコールであることから揮発性が高く熱に弱い性質がある為、冷製飲料やアイスクリーム、非加熱のプリンなどに使用する事が望ましく、バニラオイルの代用として使用する事も可能ですが、加熱で香りが飛んでしまう事を考慮してレシピより少し多めに入れたりカスタードクリームなどの場合は火から降ろした後に入れるなどの工夫が必要です。

目安としては調理中に40℃を越える場合はバニラオイルを使用するようにしましょう。

バニラエクストラクト

バニラビーンズをアルコールに漬け込んで香りを移しただけの天然の物をバニラエクストラクトと呼び、エタノールで抽出する方法やジンなどの度数の強いお酒に漬け込む方法などがあります。

日本ではあまり見かけませんが北米などでは一般的で、同じアルコール主体の香料ですがバニラエッセンスのように香りが強くない為小さじ~大さじ単位で使用します。このバニラエクストラクトを「香料ベース」として作られたバニラエッセンスやバニラオイルもあります。

バニラエッセンスと同じく熱で香りが失われやすい性質があるので、加熱しない菓子などの使用する事が望ましい香料です。

 

こんな記事もいかがですか

https://www.kansaicook.jp/wp-content/uploads/2018/03/680f1f37726e5f58b54d411212d41848.jpghttps://www.kansaicook.jp/wp-content/uploads/2018/03/680f1f37726e5f58b54d411212d41848-150x150.jpg食育管理人似た物の違いお菓子,バニラ,違い,香料両方ともお菓子作りの時に良く使われる香料ですが、「バニラオイル」と「バニラエッセンス」には明確な特徴の違いがあり、多くのサイトでは内容をコピーし合った結果か「オイルは油に香りを移したもの」「エッセンスはアルコールに香りを移したもの」と紹介されていますがそう単純でもありません。 そして一般的なスーパーなどではまず売られていませんが、これら2つの他に「バニラエクストラクト」という物も存在します。では具体的には何が違ってどのように使い分ければ良いのでしょうか。 バニラオイル 「バニライオル」とは本来バニラの香りをオイルに移したものですが、純粋にバニラビーンズをオイルに浸して香りを油に移した物というのはほとんど出回っておらず、香料ベースと呼ばれるバニラの香りの元を油分で希釈した物が一般的です...関西の食育デザイナーによる食育ブログ